三大陸英雄記~現代知識による帝国再建記~

著者:桜木桜

2019年1月30日 ファミ通文庫(B6版)より一巻発売しました

 日本という国で生まれ、育ち、死んだという前世を持っていた少年エルキュールが生まれたのは……衰退の一途を辿る帝国の皇室であった。
 この帝国、かつては超大国として世界に君臨していたが……今では財政が破綻し、軍事力の低下によって蛮族に領土を荒らされ、挙句毎年のように貢納金を周辺国から絞られるという、国としてはオワコン状態になっていた。

 しかもまともな後継者がエルキュール少年しかいない!

 「えー、逃げ出しちゃだめ?」
 「ダメです」

 斯くして十二歳という若さで即位したエルキュール少年。
 エルキュール少年は前世の知識を生かして、税制改革を行い、産業を興し、財政を立て直し、行政を再整備し、軍制を改革して……帝国の立て直しに奔走することになる、

 これは後にレムリア帝国中興の祖、三大陸の覇者『聖光帝』エルキュール一世として歴史に名を残す、若き皇帝の物語。
 
 というコンセプトの内政、戦記モノです。
 農業器具の開発やボーンチャイナの開発など、テンプレ的な内政も行いますが……
 どちらかというと、税制改革や軍制改革などが主になります。

 主人公はマキャヴェリズム的君主なので、少々癖がありますが、好きな人は好きになれると思います。

 ちなみに、一応モデルはビザンツ帝国です。
 ですので西欧、東欧、中東、北アフリカ(っぽいところ)辺りを主な舞台とします。

 カクヨム様にも投稿しています。

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