放蕩王子の成れの果て

著者:栗栖

この王国には、三人の見目麗しい王子と一人の王女がいる。

第三王子のエドワードは流行病などに備えて、第三王子ながらウィリアム第二王子と共にスペアとしての帝王学を学んでいたが、第一王子の成人に伴って帝王学は途中であったが終了した。

「とりあえず、色々勉強するために色んなところを見てくるといいんじゃないか?」
の父王の言葉がきっかけで、空っぽな自分が虚しくてがむしゃらにどこかに行きたくて出かけていた。

気がつけば放蕩息子のように王都に寄り付かず、あっちへフラフラこっちへフラフラして何年も過ぎていった。
そんな時に小耳に挟んだ最近話題のシャティヨン侯爵の領地では、福祉面で斬新な施作を打っているという話を聞いた。しかもその施策を18歳の「おひとり様」侯爵令嬢が打ち出しているという。

自分よりも8つも年下の女性が、領地経営なんてしているんだろうか。

詳しく調べてみると、なかなかどうして寡婦の社会的地位向上であったり、医療や教育機関の整備の充実など確かに内容がしっかりしていたが、だからこそ実際は叔父の活躍のおこぼれではないのか。

…噂の令嬢にあってみたい。

こうして、ルイとシャルロットは出会ったのだがーーー

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「行き遅れ令嬢はおひとり様を満喫したい」の王子様目線のストーリーです。

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