フォルトマジア王国で特別魔力が強い者の証である虹色の瞳を持って生まれたオスカー・ローラント。彼は幼い頃、一人の女の子に言われたことがきっかけで彼女を大切に想うようになる。
成長し、若くして魔術師団長になった彼はその就任を祝う夜会で理想の相手を問われ、「自分と同じ虹色の瞳を持つ女性」だと答えた。
そんな中、彼は数年ぶりに想いを寄せつづけていた女の子――レイチェルと再会を果たす。オスカーのことを覚えておらず、オスカーが夜会で言った言葉のせいで迷惑をこうむっていた彼女からの第一印象は最悪だったがオスカーは彼女と距離を縮めていく。
「レイチェル・パーシヴァルの書簡集」のオスカー視点のお話。
※「レイチェル~」のネタバレを含みます。読んでないとちょっとわかりづらいかも?
レビュー