「また死んだのか……? 俺は……」
15歳、冒険者予備校をでてすぐ三人の仲間とパーティーを組み、
18歳、パーティーをかばい死んでしまう主人公、レイン。
そんなことを繰り返してきた7回目。
「わかんねえやつだなあ? もうお前はいらねえって言ってんだよ」
「そもそもさ、田舎の貧乏貴族のあんたが私らと釣り合うわけないでしょうに……」
「いつまでも勘違いが続く哀れな男だな」
今まで信じていたパーティーの絆などなかったことを初めて知った。
8周目の人生こそ生き延びるためにパーティー脱退を試みるレインのもとに、
『鑑定眼』を持つ王女、シーンが近づく。
「私があんたを勝たせてあげる」
7周かけて貯めてきた莫大な経験値と、『鑑定眼』による的確な助言により、
レインはあっという間に過去7回の人生では到達し得ない強さを手にしていき、
これまでと全く違う人生を歩んでいくことになる。
これは7度もパーティーに嵌められた不遇の冒険者が、
最強のパートナーとともにあるべき人生の道筋に戻るための物語。
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