生まれ持って授かったユニークスキル《信頼》が、何の役にも立たない外れスキルだったデニス。
しかし、両親の才を受け継いだのか、幼い頃から高い身体能力に恵まれていた。
ある日、その才能を買われ、デニスは勇者パーティーに誘われる。
だが、勇者と行動を共にし始めてしばらくすると、全身から力が抜けていく原因不明の現象に襲われた。
戦えなくなったデニスは勇者に濡れ衣を着せられ、街から、そして、勇者パーティーから追放される。
失意の底にあったデニスだったが、創造神と出会うことで《信頼》の真の効果を知った。
実は《信頼》は、相手との『親密度』を高めれば高めるほど自分の能力が強化され、同時に相手の能力も強化する、相互支援の万能で超有用なスキルだった。
デニスは無能などではなく、無意識のうちに勇者に対して多大な支援をしていたのだ。
デニスを捨てた結果、勇者は《信頼》の支援を失い、当てにしていた《伝説級》スキルが使えなくなる。
魔族征伐に失敗し、王国からの信頼も失い、勇者一行はその地位から転落していく。
一方で、デニスは勇者に婚約破棄され捨てられた王国第三王女と邂逅する。
「デニス、どうかわたくしのために、真の勇者になっていただけませんか?」
王女は涙ながらにデニスに訴えた。
王女とともに信頼できる仲間を集めて無双し始めたデニスは、やがて真の勇者とたたえられるようになる。
※サブタイトルの「☆」はヒロイン視点、「★」は勇者視点のお話になっています
【旧題:知らず知らず勇者たちを強化していた俺、濡れ衣を着せられ勇者パーティーを追放されるも、スキル《信頼》の真価に目覚める〜クズ勇者に婚約破棄され捨てられた王女様からの《信頼》により力を取り戻し無双する〜】
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《信頼》なんて使えないって、濡れ衣を着せて追放したのはあんただろう?〜俺のおかげで強化されていたクズ勇者たちの転落を尻目に、助けた王女様と《信頼》を集めて真の勇者を目指します〜のページへ
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