考え無しの断罪は、時間の無駄です

 ある学園の昼下がり――

「ドロシア・ヘリング公爵令嬢! 貴女はこのリアーナ・マッカレッル男爵令嬢へ数々の嫌がらせを行ってきた! 先日は暴漢を差し向ける等、看過出来るものではない!」

 王太子の側近候補の二人が男爵令嬢を連れ、突然怒鳴り込んできた。

 突撃された公爵令嬢のドロシアは一緒のテーブルに居る王太子、ニコラウスに一度視線を走らせてから、一団に向き直り、呆れ顔を隠しもせず口を開いた。

「……はぁ。それで?」

 突然始まった茶番劇の舞台に上げられたドロシアとニコラウスは…

今回も恋愛要素薄めだったりします…すみません…。

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