わたしには兄妹のように育った婚約者がいる。恋も愛も知らないけれど、いずれ伯爵家を継ぐ彼に相応しい淑女になろうと思っていた。
――いっそ婚約解消を申し出てくれたらいいのに。
彼と誰かとの逢瀬が噂になるまでは。
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ブクマ、評価、ご感想、ありがとうございます。
異世界恋愛ランキングに入れていただいたようで、初めてのことに、こんなにたくさんの方の目に触れるとはと驚いています。
6話にておしまいとなるつもりで完結としていたのですが、彼女の知ることのなかった部分の説明となるものを、書くべきかな、書こうかな、という気持ちになってきましたので、令嬢視点がこれでおしまいであることは変わりませんが、連載中に戻しておきます。
投稿がいつになるかは未定です。
レビュー