王都薬剤院に勤めるリッタは日々自分の仕事に自信と誇りを持っていた。
ミスの多い後輩たちのフォローもこなす日々だったが、その後輩たちがリッタの指導が厳しいと上司に言ったことで解雇される。
後輩たちの為に辞めるのは悔しかったがそれよりも彼らの雑な仕事で、治るはずの患者が悪化しないかと心配だった。
なぜなら過去に後輩たちの手違いによっていくつも被害が起きているのを知っていたからである。
そんなリッタの元に、その被害にあった紳士がやってきた。
紳士はリッタに「感謝している」と伝え、次の職場を斡旋してくると言う。
戸惑いながらも、職を失ったリッタは紳士の手を取ることにしたのだった。
真面目な勤労少女リッタと、彼女を見初めた紳士フラードの物語。
[12/7 タイトルの漢字表記が間違っていたので修正しました。ご指摘ありがとうございます]
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