「ねぇ先輩、『かわいい』だけじゃダメですか?」

著者:飴月

美少女すぎるが故に友達のいない女子高生、加賀谷桃は、ある日屋上で先輩に出会い、その日から一緒にお弁当を食べるようになる。

「……で、先輩。今日はお姉ちゃんと何回話せたんでしたっけ?」

「まだ今日は続くから明言はできないだろ!」

「……0回って正直に言えばいいのに」

「目は! 目は3回あってるんだよ!!」

「先輩の哀れな妄想か、暑さで幻覚でも見たか、もしくは気のせいじゃないですか?」

「どれだけ俺を疑ってるんだよ! 気のせいじゃねーよ! 絶対俺の方見てたもん!!」

「はいはい、そうだといいですねー?」

中庭にいる姉のことを見つめている先輩と、昼休みにくだらない話をしながら過ごす。それだけでよかった。ただ、それだけでよかったのに。

いつから私達の関係は、おかしくなってしまったのだろう。

『ねぇ、先輩。私のそばにいてくれないなら、誰とも幸せにならないで』

───この感情はいつか、私を傷つける。

私の恋はきっと、少女漫画みたいに綺麗じゃない。苦しくて恋しくて痛くて、奪ってでも欲しいの。先輩のことを、誰にも渡したくない。

先輩、私のために泣いてください。ずっと今日のことを考えて煩うほど、私を想ってください。

圧倒的に『かわいい』が故にこじらせてしまった『小悪魔一途な後輩美少女』が、姉のことが好きな優しくて鈍感な先輩と屋上で出会って、幸せになるまでの話です。

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