だから私は、貴方との婚約を破棄する

著者:立草岩央

伯爵令嬢であるマリアは、婚約者であるセヴァルとの婚約を破棄する。
セヴァルは原因不明の病を患っていたのだ。
治る見込みもなく、余命数ヶ月と宣告されていた。
どうすることも出来ない、婚約破棄は当然でもあった。

だが、マリアは知っていた。
セヴァルの病は、とある『呪い』が原因であることを。
そんな彼を救う代わりに、マリア自身が『代償』を支払ったことを。
故に彼女は婚約破棄をする。

――もう、私には時間がないから。

これは死を決定付けられた婚約者を救うため、全てを犠牲にした、一人の少女のお話。

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