悪役令嬢ルルティア・クレイマンの日常 〜ぼやきという名の正論パンチ、破滅フラグを叩き折る〜

著者:遠野

「あのダメ親父、二度と帰ってこなければいいのに……」
「お嬢様、また本音が漏れてますよ」

十五歳のルルティア・クレイマン伯爵令嬢は今日もぼやきながら、腹心の従者と内政にいそしんでいた。
父親であるクレイマン伯爵は仕事もせずに朝から晩まで飲んだくれ、女主人であるはずの母親は数年前に蒸発。
無辜の領民のためには自分が内政をするしかない状況に追い込まれ、前世の記憶と従者たち使用人の助けを借りながらルルティアは身を粉にして働いていた。

──そんな彼女の仕事漬けの日々は、婚約者の来訪によって終わりを告げる。

やがて仕事漬けの日々から解放(?)されたルルティアに待ち受けるのは、華々しい王都での穏やかな学園生活……ではなく、前世にプレイした乙女ゲームの強制力。
果たして『孤高にして冷徹の悪役令嬢』ルルティアはゲームのシナリオに打ち勝ち、破滅フラグを回避することができるのか。
穏やかに暮らしたいだけのルルティアが無意識に放つぼやきと正論パンチは、ヒロインと攻略キャラ相手にも容赦なく心を折りに行く……!

※R15、残酷な描写は念のためのタグです。
※異世界転生/転移〔恋愛〕日間:17位/週間:28位/月間:97位が過去最高です。読者の皆様本当にありがとうございます。平伏です。更新頑張ります。

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