ずっと、おまえが好きだった。

意地悪なきみが、苦手だった。
だから私はいつもきみの前では
俯いてばかりだった気がする。
それなのに──
「俺、おまえのこと好きなんだ」
真っ直ぐな瞳が、私を捉える。
そんなこと言われても
ただ、困るだけのはずなのに。
「俺、絶対に諦めないから」
そんなふうに言って……
どうせまた、私のことをからかって
面白がってるだけなんでしょ?
そう、思っているのに
「早く俺を、好きになれ」
苦手だったはずの、きみに
なぜか私はドキドキしてしまう。



あらすじ
小学生のときにからかわれたことで苦手になった男の子がいた。その子は突然親の仕事の都合で転校してしまう。そんな彼と、なんと高校で再会してしまう!だけど彼は、あの頃の男の子とは違っていて…?クールなわりには優しくて。「早く俺を、好きになれ」なんて甘い言葉を囁かれて、苦手だったきみにドキドキしてしまう…!?
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