我が儘な妹の尻拭いで白豚伯爵に嫁いだ結果

著者:水月 潮

エリザベート・ブラン侯爵令嬢はパトリック・ボナール侯爵令息と婚約している。
しかし、エリザベートの妹であるカイラがパトリックを誘惑した結果、エリザベートとパトリックは婚約解消して新たにカイラとパトリックが婚約することになった。
両親は何かとカイラばかりを可愛がり、カイラの言いなりになっている為、それを承諾する。
承諾したが、問題が一つ残っていた。
カイラにも婚約者がいたのだ。
そのことを指摘すると”それはお姉様が私の代わりに嫁げばいいじゃない。私はパトリックとこの家を継ぐから”とカイラが悪びれる様子もなく提案し、両親も名案だとばかりに了承する。
実はカイラの婚約者のセルジュ・バルドーは白豚伯爵と噂される人物で、カイラはそれを嫌がった為に婚約者の交換を思いつき、実行したのだ。
今まで侯爵家の跡取り娘としてあらゆるものを頑張ってきたのに、何も努力せず我が儘で甘やかされたカイラにその座を奪われたエリザベートは両親とカイラを見捨てることにした。
そして、エリザベートは白豚伯爵ことセルジュと婚約することにしたが、セルジュは実は白豚ではなく――。
※設定は緩いです

レビュー