最強の剣士は、世界の低すぎるレベルに失望し、異世界へ転生しました。

世界最強の剣士であるスレイドは、三歳の頃から、三人の師匠によって山の奥地で鍛え育てられてきた。
三人の師匠を全員見送ったスレイドは、山を下り、自らの実力を試すことにする。
そこで、たまたま世界最強の戦士が近くにいることが判明し、スレイドはその男に挑戦することを決めた。
そして、実際に戦うことができたスレイドだったが、世界王者の実力の低さに失望してしまう。
世界のレベルがあまりに低いことに絶望したスレイドは、自らの居場所がないことを察し、崖から身を投げてしまった。
次に彼が目覚めた時、目の前に神を名乗る者が現れており、その神は、スレイドの才能がこのまま失われるのを惜しく思い、前の世界よりさらにレベルが高い世界に転生させてくれるという。
無事転生できたスレイドは、手始めに近くにいた騎士団の隊長と手合わせすることができた。
しかし、スレイドはわずか二秒という一瞬の間に敗北してしまったのだ。
周りから笑われながらも、スレイドは、自身が転生した世界のレベルの高さに心を躍らせるのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

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