無能と蔑まれし魔法使い、ホワイトパーティーで最強を目指す~パワハラ幼馴染が追放するとかほざいてきたので、絶縁してやることにした~

 魔術師であるマルクは有名パーティー【黒鉄闇夜】の一員だった。
 しかし、パーティーリーダーであり、幼馴染でもあるリナは自分が上位魔術師な為か、マルクの魔法レベルに対して毎回のようにケチをつけていた。
 横暴な彼女を陰から支えていたのにも関わらず。
 だが相手はなんだかんだで長い間、時間を共にしてきた人。
 我慢に我慢を重ね、マルクは日々を耐え抜いていた。
 しかし二年もの時が経ったある時……
「は? あんた今、誰に向かって言っていると思っているの? これ以上、生意気なこと言ったら……パーティーから追い出すわよ」
「あ、そ。じゃあ俺もうパーティー抜けるわ。あばよ!」
 未だ衰えぬ罵倒に堪忍袋の緒が切れたマルクは遂にリナを見限ることを決意する。
 そんな中、とあるパーティーからマルクにお誘いがやってきて……

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