『どこでも扉』を出せる運搬屋は、経費削減といわれ勇者パーティーを追放された。荷物が多い?野宿は嫌だ?今更戻ってこいと言われても、もう遅い。俺は魔王軍と白紙の地図を埋めに行きました

「ヤマト、荷物持ちしか出来ないお前は今日でクビな」

 運搬屋であるヤマトは報奨金を分けたくないからという横暴な理由で
 勇者のパーティーを解雇される。
 それどころかヤマトの夢であった『地図の外の世界を冒険する』ことを馬鹿にされてしまう。

 ヤマトの能力は確かに戦闘に直接役立つものではなかった。
 彼のユニークスキルは『一度訪れた場所に繋がる扉を作る能力』
 だがそれは、この世界の根本を覆す程のチートスキルだった。

 ヤマトは魔王城で出会った新たな仲間たちと共に、未開の地を旅する冒険に出る。
 お腹がすいたら自宅に戻る冒険譚が今始まる。

 一方ヤマトを解雇した勇者パーティは国王の怒りを買い、
 パーティーのライセンスをはく奪。
 ヤマトを連れて帰るまで故郷に帰れない転落劇もついでに始まる。

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