婚約破棄された公爵令嬢は後宮で后妃になる -いまさら帰ってこいとかもう遅いです-

著者:橘川芙蓉

「ジュリエッタ・ディ・ラッツォーリ、お前との婚約を破棄する」
婚約者であるアンドレア王子に婚約破棄を告げられたジュリエッタ公爵令嬢は、いとこでもある公爵令嬢のモニカの殺害未遂で国外追放された。
身に覚えのない罪で国外追放されたが、ジュリエッタは隣国へ向かう。実は数日前から隣国である聯国からジュリエッタを後宮に迎えたいという皇帝からの申し入れがあったのだ。
婚約破棄という茶番劇をせずともアンドレア王子とモニカは婚約することができたのだ。ジュリエッタを国外追放したことにより、ジュリエッタが長年役目を手伝ってきた「灯火の塔」の制御をモニカが行うことになる。
しかし、モニカは灯火の塔を制御できずに国の存亡の危機を呼び込むことになる。
一方、無事に聯国に到着したジュリエッタは才気あふれる美丈夫皇帝に大歓迎され、皇后擁立の儀式に臨む。

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