18歳の誕生日、レインに授けられたスキルは《エミュレーター起動》。
前例のないそのスキルは、当初こそ珍しがられたものの、スキルを使用してもなにも起きることがなく……
《外れスキル》という烙印を押され、レインは不遇の毎日を送っていた。
「レイン! おまえを国外追放する!!」
そんなある日、レインは急に国から出て行くことを命じられしまう。
ウガバーン帝国。
帝王の言は絶対であり、逆らう者は問答無用で処される帝国において、レインに反抗の術はなく。
そのまま無理やり、国外への追放を言い渡された。
しかしこの後、レインの《エミュレーター起動》というスキルがやっとのことで覚醒することとなる。
なんと、レインが住んでいたこの世界は《ゲーム》でしかなく、世界を操作する力を与えられたというが――!?
可愛い幼馴染みに溺愛されながら、レインはどんどん力をつけ始めていく。
そのうちに少しずつ味方も増え始め、ウガバーン帝国の基盤が崩れていき……?
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