鑑定の儀で、「スキルの成長速度が著しく遅い」「スキルを同時に一種類しか発動できない」という<ノースキル>であると言い渡されたアルトは、父親によって実家を追放され、雑用係としてギルドで働くことになる。
しかしユニークスキル“オートマジック”が覚醒。
それは意識せずともプログラムした魔法を発動しっぱなしにできることができる超レアスキルであった。
オートマジックのおかげで、働いてる間も寝てる間もずっとスキルを発動しっぱなしにして経験値を稼ぐことができることがわかり、どんどん成長していく。
そして発動しっぱなしのバフによって、いつのまにかギルドにも貢献するようになる。
だが、ある日「ノースキルの無能はいらない」とギルドからも追放されてしまう。
しかしアルトのバフを失ったギルドは急速に落ちぶれていくことになる。
しかもそのころにはアルトのオートマジックはさらに覚醒していた――。
アルトは王女に才能を認められ、やがて英雄としての道を歩み始める。
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