勇者パーティを追放された何でも屋の俺は、唯一にして最強のスキル「全肯定」で全てを手に入れる事にしました~やっぱりお前が必要だから国に居てくれって言われたけど、敬語もつけずに何言ってんの?~

著者:赤沙汰奈

 生まれた時に与えられる、スキルという名の才能。
 それを一つも持たず、けれど剣も魔法もそれなりに使える何でも屋のゲインは、ある日勇者パーティから追放されてしまう。
 理由を聞くと、「お前のようなスキルもない奴は、これからの戦いでは役立たずだから」と、幼馴染の女勇者に言われてしまった。

 だが別れの時に、彼女から一通の手紙を貰う。
 それを読んだゲインは、彼女を救うために行動を起こす事にした。

 ゲインは確かに、普通のスキルは一つも持っていない。
 だがたった一つだけ、『全肯定』という最強のスキルを所有していた。
 それは通常のスキルとは全く違う、オリジンの名を冠した特別なスキル。

 彼等は何も分かっていない。
 本来ならば、戦わなければいけないモンスターがもっといた。
 勇者の剣が折れて、パーティが壊滅する未来があった。
 けれどその全てを、ゲインが捻じ曲げてきたという事を。

「良かったよ、相手が屑で。この力を使っても、全く心が痛まないからな」

 今まではパーティの事も考えて使ってこなかったけど、そんな遠慮ももう要らない。

「欲しい物は、全て手に入れる。邪魔する者は、全て叩き潰す。毒には毒を、屑には屑を!」

 そして無能の烙印を押されていたゲインは、たった一つのスキルで人生を無双し始める。

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