冤罪で死刑にされた男は【略奪】のスキルを得て蘇り復讐を謳歌する

ある日、月坂秋人が帰宅すると、そこには三人の死体が転がっていた。秋人には全く身に覚えがなかったが、検察官の悪質な取り調べにより三人を殺した犯人にされてしまい、死刑となった。

その後、秋人は“支配人”を名乗る女の子の力によって“仮転生”という形で蘇り、転生杯と呼ばれる100人によるバトルロイヤルの参加者の1人に選ばれる。その転生杯で最後まで勝ち残った者は、完全な形で転生できる“転生権”を獲得できるという。

そして参加者にはそれぞれスキルが与えられる。秋人に与えられたスキルは【略奪】。それは“相手のスキルを奪う”という強力なスキルであった。

秋人は転生権を獲得するため、そして検察官と真犯人に復讐するため、転生杯への参加を決意した。

※第2回アース・スターノベル大賞の最終選考に残りました。

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