最後に1つだけ

著者:瑪々子

若くして命を落としたライラは、黄泉の国に向かう直前、現世との境界である場所を司る神に引き留められた。彼によると、ライラに会いたいという者が、死者に会えるという泉のほとりに来ているという。
ライラが泉の奥を覗き込むと、水面の向こう側に映っていたのは、彼女がずっと帰りを待っていた、懐かしいかつての恋人の姿だった。

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