追放聖女の恋の行方

著者:花散ここ

聖女達が国を守る結界──”聖域”を張る小国、リーベルク王国。

リーベルク王国の神殿に仕える聖女の一人であったルチナは、大司祭の不正を知ってしまった事で国から追放されてしまう。
外の世界を見る事が出来ると、悲壮感もなく意気揚々と国を離れたルチナを追いかけてきたのは、冒険者のディアスだった。ディアスは数少ないルチナの知人であり、初恋の人でもある。

ディアスと一緒に旅をする中でルチナは何度も口説いたり求婚したりとアプローチをするが、いつも軽くかわされてばかり。玉砕するのも慣れたものだ。

幾つかの国を越えた先、ディアスの故郷も近いという頃になって、ルチナの前にリーベルク王国からの使者が現れる。彼らはルチナに、国へ戻るよう促して……。

恋を叶えようとするルチナと、彼女を放っておけないディアスの恋の行方は──

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