絶対に後ろに立ちたいメリーさんVS絶対に後ろに立たれたくない殺し屋

「もしもし、あたし、メリーさん。
 今、あなたの後ろにい――」
「俺の後ろに立つな」
「!?(い、いつの間に後ろに……!?)」

 メリーさんは、悪霊である。

 メリーさんの目的は、人間を怖がらせることだ。彼女は、『今、あなたの後ろにいるの』と最後にささやくことで、人々を恐怖の底に落とす。

 落とす筈だったのだが――

「今、あなたの後ろにい――」
「俺の後ろに立つな」
「!?(コ、コイツ……は、速すぎる……!?)」

 とある殺し屋は、絶対に、自分の後ろをとらせてくれなかった。

 コレは、悪霊としてのプライドのために、絶対に後ろをとりたいメリーさんと、絶対に後ろをとられたくない殺し屋の死闘を描いた物語である。

絶対に後ろに立ちたいメリーさんVS絶対に後ろに立たれたくない殺し屋のページへ

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー