ずっと結界を張って王都を守ってきた聖女ミラを、王太子で婚約者でもあったアーサーは、偽聖女だと言い放って追放した。彼が言うには、本物の聖女が見つかったというのだ。
でもミラは偽聖女などではなく、ただ国王の要請によって他国から来た聖女であるだけ。
「本物の聖女が誕生したのなら、彼女に頑張ってもらいましょう」
結界を解き、ミラは自分の国に帰ることにした。
※アルファポリスで連載しているものを、加筆、修正して掲載しています。
毎日12:00と20:00に更新。
ずっと結界を張って王都を守ってきた聖女ミラを、王太子で婚約者でもあったアーサーは、偽聖女だと言い放って追放した。彼が言うには、本物の聖女が見つかったというのだ。
でもミラは偽聖女などではなく、ただ国王の要請によって他国から来た聖女であるだけ。
「本物の聖女が誕生したのなら、彼女に頑張ってもらいましょう」
結界を解き、ミラは自分の国に帰ることにした。
※アルファポリスで連載しているものを、加筆、修正して掲載しています。
毎日12:00と20:00に更新。
レビュー
『追放ざまあ』っぽいけど中盤で
・侍女たちとはぐれる
・魔物によって滅ぼされた旧リーダイ王国の若者ラウルとの邂逅
→ロイダラス王国に残って国を転々として魔物の瘴気を浄化し、
臣民たちの生活の復興と異母弟の支援
みたいな描写のおかげでただの『追放ざまあ』とは違うことがわかる、
・なぜ王太子アーサーはエイタス王国の王女がミラであることを知らなかったのか
・自国が魔物によって滅ぼされたのにラウルはなぜ『聖女』に対しあまり良い感情を抱いていなかったのか
という謎を織り込むことで物語としての深みが出てる!