人生に疲れた俺は、シェアハウスにラブコメを求めない

著者:城野白

シェアハウス
それは、生まれも境遇も違う人々が、一つ屋根の下で暮らす場所である。

人づきあいに苦手意識を持つ俺にとっては、縁のない場所。そう思っていた。
だってそうだろう? 人と一緒に暮らすなんて、楽なことじゃない。男女一緒ともなればなおさらだ。
けれど、条件の良さに惹かれてしまう。家賃が安ければ、ずっと楽に生活できる。
ならばこのシェアハウスに、自らのプライベートを確立させてやろう。対人関係は最低限。
そう、思っていたのだが……。

「え、男は俺しかいないって――普通に犯罪なのでは? 自首したほうがいいですかね」

食べるのが大好きな同期、古河水希
素直になれない中学生、七瀬柚子
秀才オタクの高校生、宮野悠奈
一番やんちゃな大家、穂村摩耶さん

女子四人+俺で始まる生活は一筋縄でいかず……けれど、賑やかで大切なものになっていく。

これは青春を失った人々が、それを取り戻すまでの物語。

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