どうも、よりによって魔王の息子に生まれ変わった元勇者です。魔王軍ぶっ潰します。 -第7魔王子ジルバギアスの魔王傾国記-

著者:甘木智彬

勇者は、死んだはずだった。だが気がつくと、自分をブッ殺した魔王の顔が目の前にあった。「ふむ、赤子ながら精悍な顔立ちをしておる」「あぶぁ!? あばぶぶばぁ!?(魔王!? なぜここに!?)」――何の因果か、勇者は魔王の息子に生まれ変わっていたのだ! 周りは残虐非道な魔族だらけ。教育係の悪魔も容赦ない。人族は奴隷以下の家畜扱い。そんな環境でも、人類を救うため、そして魔王軍を打ち破るため、勇者は前世をひた隠して逆襲の機会を窺う。「ふん、鍛錬に精を出しているな。励めよ」「はい父上!(クソッ魔王め、いつか絶対ブッ殺してやる……!)」 これは、決して歴史に記されることのない、影の英雄譚。元勇者による、魔族の王子としての、救世と国崩しの物語。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー