悪役令嬢とルームメイトになった平民のお話

平民である私が王立魔法学園に入学したのはひとえに人脈を広げるためだった。そんな私にとってルームメイトであるゼルミア=アーティファスト公爵令嬢は繋がりを持つにうってつけの相手だった。「そう、このわたくし──ゼルミア=アーティファストと同じ部屋の空気を吸えることに感謝感涙全身で喜びを示すべきなのですわ!!」などと高慢極まる令嬢ではあったけど、ルームメイトとして長い時間を共に生活できるチャンスを生かさない手はない。そう、ゼルミア様に近づいたのは単に人脈を広げるためだったんだけど……。べっ別にゼルミア様のことなんて何とも思っていないんだからね!!

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