「ティント、貴様のようなレベル0の寄生虫はクビだ」身を呈して守った男、サヴァンから、その直後に首を宣告されたティント。女神が作り出した『レベル』という概念によって、人が魔物と戦えるようになった時代、万年レベル0のティントには、そのような理不尽は日常茶飯事だった。それでも、幼馴染のリアから、ゴミを見るような目で見られたのは堪え、ティントは冒険者を辞めることを決意する。
「ティント様がレベルアップできないのは私のミスです! 申し訳ありませんでしたああああああああ!!!」その帰り、家に着くとその女神本人が土下座して、お詫びとして今まで得ていたはずの経験値×100倍の経験値を進呈したいと言い出した。ティントは100倍でも大した経験値にはならないだろうと了承し、女神から経験値を貰い受け____一夜にして、最弱のレベル0から、人類未踏の世界最高レベルに到達した。
最強になったティントは、滅亡の危機が迫る世界をあっさり救って、サヴァンの思い人の美少女エルフにつきまとわれたり、サヴァンが入団する予定だったS級パーティの団長から入団の誘いを受けることになる。
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