女嫌いの結婚相手に魔性の女じゃないとバラしたら純愛が始まりました

著者:当麻リコ

侯爵令嬢のローズ・ウィリアムズは傾国の美女である。
それは公然の事実だ。

艶やかな美貌に絶妙なプロポーション。巧みな話術を武器に男遊びを繰り返す。
彼女と一夜を共に出来た男は、周りからの評価がぐんと上がる。

けれどそんな彼女の本性は、実は奥手で恋の一つもしたことがない、夢見る少女だった。

変な男を寄せ付けないための強い女の擬態はいつしか一人歩きして、大抵の男はビビッて近付かない。
ついには処女のまま、第一王子との婚姻を結ぶこととなった。

噂で聞く王子は、穏やかで紳士的で誠実。
浮気・不倫が当たり前の貴族社会では稀有な存在だ。

一途な恋に憧れるローズは、そんな彼との結婚話に胸を躍らせていた。

けれど迎えた初夜。
王子は紳士的とはかけ離れた態度で、ローズの意向など無視して酷い言葉を浴びせかけたのだった。

※実際の貴族社会に則した世界観ではありませんのでご注意ください。
あくまでも架空の王政・架空の貴族社会です。

※アルファポリス様にて「肉食系草食令嬢と草食系肉食王子が結婚した結果」というタイトルで連載していたものです。

※タイトルしっくりこなくて何度か変えてすみません。

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