こっそり人助けをしていることを隠し通せていた筈の僕ですが、その事に気付いた周囲の女性陣からの好感度がカンストしています~謙虚で素敵?いや目立ちたくないだけですけど?

著者:むこと

人並み以上に器用な良太は、人並み以上に周囲の視線が苦手だった。

持ち前の能力を生かして誰かを助けたいが過度に目立つのも嫌だ。

高校入学を前に悩む陰キャの彼が最終的に出した結論は、『姉を隠れ蓑に使う』というものだった。

「ありがとな。姉ちゃんにもお礼言っといて!」
「良太君のお姉さん本当に器用だよねー」

結果的に功績は姉の方へと寄せられ、ついでに人助けも行える。
正に狙い通りと言える環境に良太は安心しきっていた。

しかしひょんなことから良太の有能さが一部の人間にバレていく……!
その内の全員が美少女で、しかも全員から惚れられてると来たものだ。

「どこで僕は道を間違えた?もう遅いのか?何とか乗り切る術はないのか?」
ぼっちを貫けていた筈がお嬢様やアイドル、果ては姉にすら迫られて困惑しつくす良太。

これは目立たず人助けをしようと頑張る主人公が、結果的にバレた末に不本意ながら認められてしまうと言う物語だ。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー