私は双子の姉に婚約者を奪われました。足の不自由な私を優しくしてやっているふりをしていると姉と王太子が話しているのを聞いてしまったのです。私から婚約破棄を宣言いたします!

著者:ナノハ

私は幼い頃の事故で両足が動きません、一生涯歩けないだろうと言われていました。双子の姉は一緒に遊びにいったお前が目を離したからだと両親に責められ、大変姉に申し訳ないと思う日々でした。姉の婚約が決まり、やっと解放してあげられると安堵した時、結婚もできないと諦めていた私が王太子の婚約者に決まったのです。
私の足のことは気にしないと殿下がいってくださり、私はとても嬉しかったのですが…。
姉と殿下の逢瀬を目撃してしまい…お姉さまの優しさが偽りで殿下の優しさも仕方なくということを知ってしまったのです。絶望した私は…。

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