理不尽な理由と態度での婚約破棄は良いのですが、私のサポートが失くなっても後悔しないでくださいね?

著者:まいか

サンマルト王国の公爵令嬢のエリザは、婚約者の第三王子であるフリックから婚約破棄を言い渡される。理由は幼馴染との「真実の愛」に目覚めたからだとのこと。
エリザの言い分は一切聞いてもらえず、彼に誠心誠意尽くしてきた彼女は悲しんでしまう。
そんな彼女を救ったのは第一王子殿下のアルゼイだった。エリザのことは以前から見ており、フリックのサポート役として懸命に努力している姿に惹かれたのだった。エリザとアルゼイは互いに惹かれ合い、婚約関係になる。
一方、フリック第三王子はエリザの完璧なサポート能力が無くなったことにより、窮地に立たされる。具体的には、舞踏会前日から徹夜で彼女が行っていた、その日の出席貴族のフルネームや立ち位置、手掛けている仕事の把握だ。どの順番で挨拶回りをこなせば効率的か……全てエリザ頼りだった為、彼は初めてその難しさに直面するのだった。

その後、3人の王子殿下による王位継承争いが始まることになるが、エリザという最高のパートナーと一緒のアルゼイは優勢、信用を確実に落としていったフリックは当然のように不利になっていく……。

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