「負けたら付き合いなさい!」って話らしいので、負ける気満々で勝負しているのに、一向に負けれない……、てか、お前、もしかして超絶弱くね?

著者:優木凛々

「ふっふっふ。あんたにも年貢の納め時が来たようね!」

そう意気込むのは、幼馴染の水崎莉緒。
女子テニス部内のオセロ大会で優勝して、その勢いのまま俺に挑んできたらしい。

「ルールは2つよ! 全力で勝負することと、敗者が勝者のお願いを1つ聞くこと!」

相変わらず勝手だなあと思いつつも、俺は密かに気合を入れた。

『よし、負けるぞ』

なぜ、最初から負けるつもりでいるか。
それは、俺が彼女のお願いを知っているからだ。

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