無実なのに断罪された私、魔王様に求婚されています

「私の人生の中で、あなただけが余分で、不要で、汚点だったんです」

公爵令嬢レシリアンナは、婚約者である王子からそう告げられ、王子の恋人を虐げたという濡れ衣を着せられて断罪される。しかも、半殺しにされ、そのまま置き去りに。
ただ、愛されたかった。振り向いてほしかっただけなのに…。
三年後、アンナと名前を変えてなんとか生き延びたレシリアンナの暮らす街に、王子たちがやってくることになった。しかし、再会がとんでもない事件に繋がってしまう。