1年後隣国に嫁ぐ貧乏令嬢ですが、いつの間にか恋人役のヤンデレ公爵令息に溺愛されていました

著者:からみみ

父親の借金のせいでものすごく貧乏な伯爵令嬢、貴族学院3年のアンネリカ・フローレス。そんな彼女には密かに思いを寄せている男性がいる。それは、同級生の公爵令息のディラン・ファイザバードだ。

彼には最愛の恋人、公爵令嬢のカサンドラ・キャンベルがいる。でもカサンドラ、実は王太子との婚約が決まっており、貴族学院を卒業するとともに、王太子と結婚するとのこと。

そして最近、ディランとカサンドラが付き合っているのではないかという噂によって、王太子が警戒しているとの事。

「俺は学院を卒業後、カサンドラと2人で隣国に駆け落ちをする。それまでの間、誰か俺の恋人役をやってくれる令嬢はいないだろうか?」

王太子の目を欺く為、嘘の恋人を募集しているらしいのだ。その話を聞いたアンネリカ。

「はい、私が恋人役やります!」

「それじゃあ、卒業するまでの1年間、恋人役よろしくね」

こうして無事恋人役に収まったアンネリカだったが、そんな彼女にもある秘密があった。

彼女は家の為、学院を卒業したら隣国のお金持ちの男の元に嫁ぐことが決まっていたのだ。それも相手はアンネリカより20歳も年上だ。

どうせ好きでもない人の元に嫁がなくてはいけないなら、1年くらい好きな人と過ごしたい。1年で一生分の思い出を作るんだから!!

そう思って始まった恋人役だったのだが、事態は思わぬ方向へと進んでいく事となる。

まっすぐで物凄くポジティブ思考の鈍感娘アンネリカと、日に日にヤンデレ化していく実は危険な男ディランの、ちょっと歪んだ?恋のお話です。

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