理由あって【勇者パーティーの飼い犬】に甘んじていたけど、追放されたので真の実力を発揮させてもらう。~今さら戻って来いと言われても断る。汚い手を使って従わせようとしてるけど、遠慮なく徹底的にやり返すな?

「ルーク・グレイ、この役立たずが……!! いい加減、我慢の限界だ。『おまえを俺様の勇者パーティーから追放する!!』」
「へえ。ようやく俺を解放してくれるのか」
「は?」

家族同然の幼馴染を守るため、虐げられながらも勇者パーティーの飼い犬に甘んじてきたルーク。
勇者である王子ディランを筆頭に、ディランに媚を売りたいパーティーメンバーの女たちは、ルークを喜んでいたぶり、人間以下の扱いを続けてきた。
しかし、国王とルークの間に密かに交わされていた契約を知らない馬鹿王子が、ルークをお荷物のただ飯ぐらいだと勘違いし、追放宣言を出してしまう。
すべての敵を自分に代わってルークが倒していたとも知らずに。

「今さら戻ってこいだって? 笑わせないでくれ。それより、馬鹿王子。あんたの犯した罪を後悔させてやるよ。遠慮なく報復させてもらう」

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