最凶侯爵の逆鱗に触れた者達の末路

著者:やとぎ

 ザーフィング侯爵家の嫡男ジオルグは家族に冷遇されていた。

 五年前に母が亡くなり、すぐに父が再婚したのだ。同じ年齢の弟レオンもいたことから、父の不倫は明らかであった。
 父はジオルグを冷遇し、継母と腹違いの弟ばかり可愛がった。

 ジオルグが冷遇されて五年経ったある日。ジオルグの婚約者である伯爵令嬢フィオナが婚約破棄を言い出し、その横には嫌らしい嗤い顔を浮かべたレオンが立っていた。

「お前の婚約者は俺がいただく」
「あなたのような無能者とは結婚しないわ」

 罪の意識など微塵もない二人の言葉であった。ジオルグは侮辱を受けても怒りを見せず淡々としていたが、ある言葉を聞いたときに淡々と部下達に命じる。

その命令とは
「この二人を捕らえよ」であった。

そこからジオルグの反撃ターンが始まった。

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 主人公は決して善人ではありません。しかも強すぎるのでほぼ一方的に相手を殴り続ける事になります。

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