国王陛下はいつも眠たい

著者:通木遼平

 エリーディアのフィーナディアは、父であるエリーディアの当主から国王ラグルとの婚約が決まったと告げられる。父は王位を狙っており、フィーナディアに国王を陥れるよう命じるのだった。
 父と父の影響をもろに受けた姉の無謀な野望にほとほとあきれていたフィーナディアは、逆に父のことを国王に訴えるつもりで婚約を受け入れ王都へと旅立った。が、父が王位を狙っているのは有名な話だったために父の悪評に引きずられエリーディア全体が白い目で見られていた。
 王都についたフィーナディアは、侍女にも騎士にも職務放棄され、結婚するはずの国王は昼寝をしていて出迎えにも来ない! つらい日々を過ごす――こともなく、父や姉から解放されたフィーナディアは趣味の神話研究に打ち込むことにする。
 そんな中、王城の図書館でフィーナディアは自分の婚約者である国王ラグルが昼寝をしているところに出くわすのだった。

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