もしも、「友達の話なんだけど」と言って始まった幼馴染みの恋愛相談が、本当に友達の話だったら。

著者:空ノ彼方

 飛歩《とある》高校に通う俺――速水武《はやみ たける》は、ある日、めっきり話さなくなった幼馴染み――玉木歩美《たまき あゆみ》に久しぶりに話しかけられた。その内容は――

 「友達の話なんだけど、好きな子ができたから、参考に速水くんのことを教えてほしい」
 
 というもの。
 おいおい、オタクとして漫画アニメゲームに精通するこの俺から言わせてもらうと、"友達の話"は"自分の話"なんだよ!
 つまり、そうなのか? そういうことなのか……!?
 ふっふっふっ、しょうがない。ここはこいつの名誉のためにも、黙って素直に言ってやるか!

 え? 休日の過ごし方?
 家で漫画読んだりゲームしたりしてるかなぁ。

 え? デートは外か家か?
 外がいいかなぁ。

 え? 俺のお陰で、友達に彼氏ができた?
 おぉ! やったじゃん!

 ……え?

☆☆☆

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