(完結)「私を愛そうとしなかった」と婚約破棄されました 〜死神公爵に嫁いだ私は浜辺のごみ拾いをしています〜

男爵家長女のルーンは、婚約者であったトロング侯爵から「私を愛そうとしなかった」と言われ、婚約破棄されたばかりだった。
妹のランナは「私ならトロング侯爵を真に愛し、本当の夫婦になれます」と言う。実際に二人はお似合いで、ルーンは代わりに、妹の婚約者と婚約することになった。

妹の婚約者は、「死神公爵」と呼ばれている恐ろしい男で、今まで何人もの令嬢が婚約しては逃げ出しているという噂だった。

海辺の町で、ルーンは死神公爵、ラウドと出会う。彼は美形ではあるが、顔に大きな傷のある、恐ろしい見た目の男だった。加えて婚約者を歓迎する気も全く無く「婚約者など誰でもいい」と吐き捨てられた。
そして形だけの婚約を結ぶこととなった。

けれど、ルーンは超がつくほどのド真面目だった。

「ラウド様は私を試そうとしているんだわ! 自分の力で切り開けない女に用はないってことにちがいない!」

ルーンは、できることを探した。そして、浜辺のごみ拾いを始めることにした。

次第にラウドの心も、少しずつ揺れていくが……。

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