辺境伯のグルメ令嬢は、婚約破棄に動じない

著者:あろえ

「アメリア・メイラーゼ。貴様との婚約を破棄する!」

婚約パーティーの真っただ中で、呑気にステーキを食べようとしていた私は、婚約破棄を言い渡されてしまう。

会場全体の空気が重くなり、静まり返るのも無理はない。大勢の貴族たちがいる前で、クソ王子はやってしまったのだ。

「またそのようなことをおっしゃっているのですか?」

「お前には初めてだろう!」

身勝手な理由で何度も婚約破棄してきたクソ王子は、気づいているのだろうか。

婚約破棄をしてきた数多の女性がこの会場に集まっていて、すでに自身が孤立していることを……。

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