妹と婚約者にだまされて死刑になるはずだったのに、なぜか死神と呼ばれる人嫌いな公爵様に求婚されています

著者:真波ロン

平穏を愛する伯爵令嬢イレーヌは、婚約者である王太子リュシアンからやっと婚約破棄を言い渡された。
女にだらしないリュシアンは浮気し放題。面食いな妹アデルにまで手を出す始末。
アデルからは早く王太子を譲れと嫌がらせをされ、毎日うんざりしていた。
これで肩の荷が下りた――と思ったのもつかの間。
なんとふたりからやってもいない罪をかぶらされそうになってしまう。
そこへ現れたのは「執行人」のユリウス。彼は罪人を断罪することを許された唯一の公爵家当主で、人嫌いで罪を許さない冷酷な人物だとの噂である。
そのユリウスから言い渡された罰は、死刑。
絶望するイレーヌにユリウスは罰から逃れる方法があると持ちかけてくる。
「死刑がいやなら俺と結婚しろ」
ユリウスはなぜなんの得もない自分との結婚を望むのか、イレーヌは困惑する。

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