追放された最強錬金術師、ギルドマスターとして規格外の新人育成〜お前らが栄養剤と思って毎日作れと言ってくるお手製ポーションは特級エリクサーなんだけど、本当にもう俺がいなくても大丈夫か?〜

「レオン、お前はもういらない」
 パーティーリーダーのハルトが俺にそう告げた。
 他のメンバーも同じ気持ちらしい。

 雑用ばかりで前線に出ることがなくなって二年。
ついにパーティーを抜けて自由の身になる。
 
 錬金術師である俺の特技を生かしたサポートを頼まれ、用意したのがポーションだった。
ポーションと言ってもあいつらが二年間”栄養剤”と思って飲んでいたものは、身体能力を倍以上引き出す秘薬であり、副作用は強制的な超回復。

錬金術的にいえば、『エリクサー 』。

俺はこれを使ってギルドを立ち上げようと考えている。

「いいじゃないですか! レオンさんは盟主にうってつけですし、錬金術でサポートして育成してもらえたら、地域が活性化してこちらも助かります!」
「とっておきの場所がある。レオンがギルドを作るならこちらとしても協力したい」

元S級冒険者のギルドマスターも協力的で、すぐに話が進んだ。
立地も環境も申し分ない。

問題だったのは支払いだが、持っていたエリクサーを渡しただけで建物が手に入ってしまった。
 
更にギルドマスターのおかげで建物も人員すらも手に入る。

俺はこの場所で私設ギルドマスターとして、新人ギルド冒険者をエリクサーを使って育成していく。

※本作品は共著となっています
プロット担当 すかいふぁーむ先生
執筆担当 よどら文鳥

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