幼馴染にとっての『幼馴染』という関係が、俺の想像を遥かに超えていた

著者:井村吉定

 主人公、北村和也は幼馴染の辻堂美里ことを家族のように思っていた。和也は美里と本当の家族になりたいと思っていたが、美里は彼らの中学からの友人の渋沢亮と付き合っていた。そのことを知った和也は、美里から距離を取ろうとする。しかし、美里は和也から離れようとはしない。それどころか、美里は彼氏よりも和也のことを優先する。そのことを疑問に思った和也は美里に尋ねた。

「どうして彼氏でもない俺の傍にいつもいるんだよ?」

「だって、『幼馴染』だから。私にとって『幼馴染』より大切なものなんてないよ」

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