二十九歳フリーターの糸崎翔には金銭的余裕はなく、1LKのアパート暮らし、休みなく毎日バイト三昧、独り身の寂しい生活を送っていた。
その生活に夢や希望はなく、ただ明日の生活費を稼ぐために働くだけの日々。
このような生活になってしまったのも、全ては彼の過去にある。
勉強も友人関係も投げ捨てて、努力を重ねて夢を追い続けた。
翔はその努力に裏切られ夢を叶えられず、そうして無味な人生を過ごしていた。
----------------------
そんな生活を送っていたある日の朝。
彼はいつも通りの朝を迎えることはなかった。
朝起きるとそこは22年前の世界。
そして翔は小学一年生に戻っていた。
人生をやり直す機会を得た翔。
そんな彼は2度と同じ過ちを繰り返さんと、2度目の人生は夢を見ず、堅実に生きることを決意する。
勉強や運動、友人に将来、そして恋愛。
様々な事象に揉まれながら成長していく日常物語。
2度目の人生。果たして彼はどんな学生生活を送ることになるのか。
レビュー