君のためなら死んでもいいよ。

著者:飴月

城崎高校の天才少女こと"望月くるみ"はただ、生きることに飽きてしまっている。

優等生で人気者で、いつだってクラスの中心にいた彼女は、数ヶ月前を境に記憶喪失になって、すっかり冷たい性格へ変わってしまった。

「ごめんだけど、私、君のこと覚えてな……」

「記憶喪失じゃないでしょ」

「…………へ?」

「望月さんって、記憶喪失になったわけじゃないでしょ。その格好になる前から自傷してたじゃん」

記憶喪失の"フリ"をしていると気がついたのは、僕だけだった。

「毎日毎日つまんなくて、死んじゃいそうなの。だからさ、退屈に殺される前にモブくんが救ってくれる?」

天才故に疎外され、つまらない毎日に飽き飽きしている『孤高ちゃん』と、今まで非凡とは無縁の世界で平凡に生きてきた『モブくん』のちょっとしんどい青春ラブコメです。

少し重めに見えますが、ちゃんとハッピーエンドです。

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