隣国の侵攻により、故国アークディオスが征服されてしまった公爵令嬢のリンソーディア。幼なじみである第三皇子と共に皇宮を脱出して、二人で静かに隠れて生きていくつもりだったのだが……。
なぜか次々と舞い込んでくる面倒事。いつまで経っても緩むことのない追跡の手。いい加減うんざりしながらも、なんだかんだと愉快な毎日。
「こうなったら仕方ないですね。この私があなたを守るためにも一肌脱ごうじゃありませんか」
「いらん。よそで脱げ」
やたらと強い公爵令嬢と、彼女よりも強い第三皇子。追われているわりには危機感乏しく、今日も二人は仲良く喧嘩しながら生き残る。
※恋愛ジャンルですが糖分は著しく不足しております。
※シリアスな場面もありますが、あまり深刻に考えなくて大丈夫です。
※当事者である主人公たちもあまり深刻にはなりません。
レビュー