下着泥棒を捕まえたら幼馴染だった件。これ、どうしてくれよう。

著者:久野真一

 俺、八幡駆(やはたかける)は夏の夜、消灯した部屋で「犯人」が来るのを待ち構えていた。
 最近、何故か外に干したトランクスやTシャツが忽然と消えているのだ。
 今日こそ張り込んで捕まえるぞと身を潜めていた所、外から謎の人物が。
 追いかけっ子の末、犯人を取り押さえるのに成功した俺だが、正体を知って愕然とする。
 なんと、下着ドロは幼馴染の神埼宮(かんざきみや)だったのだ。

 兼ねてから想いを寄せていた相手だけあって俺のショックは大きく、意図を問いただしたのだが、
 答えは予想の斜め上を行くものだった……というか勘弁してくれと思う理由だった。

 どうやら俺は変態さんに恋をしてしまっていたらしい。

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