主人公クロトは、生まれつき七色の目を持っていた。
周りと違う色をしてたせいで、村人から迫害を受け、両親の死をきっかけに村から追放されてしまう。
失意のどん底にいたクロトを変えたのは、彼を利用して金儲けしようとした悪人の一言だった。
「そうか、僕は神だったのか」
その日からクロトは自分を神と思い込むようになってしまう。
しかしそのときに絶大な魔法の力が覚醒する。
それから10年後、クロトのもとに、魔族であるサキュバスの少女が尋ねてくる。
「さがしましたよ、魔王さま!」
なんとクロトは、2000年前に存在した、史上最強の魔王の生まれ変わりだったのだ。しかし…
「バカなことを言うな。僕は神だ」
自分を神とだと思ってるクロトは、少女の言葉を戯言だと無視する。
「魔王様いま転移魔法使いましたよね!?」
「違う、神の奇跡だ」
「ドラゴンをワンパンで倒したのは!?」
「神の奇跡だ」
一方クロトを追い出した村は、彼の力に気づいてすり寄ってくるが、時すでに遅し。
クロトは神の奇跡(※魔法)を使い弱者を救いまくった結果、信者ができ、彼をあがめる教団のトップに君臨していたのだった。
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